株式会社アルマ(日本伸管グループ)

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PRODUCT

製品情報

ウルトラハード

長年の技術の結晶が生み出した「ウルトラハード」はシュウ酸法をベースに開発した独自技術です。

特殊な電解液によって生成されたアルマイト皮膜は、硬質アルマイト処理よりさらに性能を高めることが出来ます。

硬度が高く、摺動性に優れる皮膜となっており、輸送、精密機器部品など、お客様の幅広いニーズにお応えすることをお約束します。

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特徴

1)Hv500程度を誇る超硬質皮膜(表1)

2)硬質アルマイト処理と比較し、クラックの発生を抑制する

①表面粗さが悪くなりづらい

②高い耐磨耗性を有する

(ステンレスの約5倍を誇る耐摩耗性能(表1、表2))

③耐電圧性(=絶縁性)を持たせることが出来る

(耐電圧は硬質アルマイト処理の2倍以上(表1))

3)耐食性の向上(表1)

4)自然発色で金色に近い色に仕上がる(特に純アルミ系、5000系)

クラックが発生しづらい理由

有機系混酸を用い、電解液温度を常温とすることで、アルミとアルマイト処理(Al2O3)における熱膨張係数の違いから生じるクラックを抑えることができます。

比較データ

表1. 対硬質アルマイト処理(弊社比)

※1:平面摩耗試験により荷重400gで1500回までの被摩耗量を測定し、1回あたりの重量減を算出

表2.対ステンレス材比較データ(弊社比)

平面磨耗試験により加重2kg、1回の被磨耗量を測定

用途例

1)空圧シリンダー

ウルトラハードの特徴を最大限に活かせる製品となります。

硬度が高く、耐摩耗性に優れることから、シリンダーの寿命を延ばすことができます。

また、表面粗さが悪くなりづらい処理のため、ピストンとの摺動抵抗を減らし、相手部品の寿命を延ばすことにも繋げられます。

2)ベアリングケース(リテーナー)

シリンダー同様、摺動品の寿命を延ばすことに貢献出来ます。

軽量化目的で鉄から切替を行われた際、強度不足を補うため、ウルトラハードが採用されています。

3)基盤

高出力の電気装置向けに、放熱基盤としての用途があります。

アルミの熱伝導性・放熱性、ウルトラハードの絶縁性を活かし、プリント基板、LED用基盤、自動車電装基盤として、高出力の特殊用途基盤として用いることが出来ます。

硬質アルマイト処理

弊社のアルマイト処理生産ラインは、硬質アルマイト処理専用の大型冷却設備によって、真夏、真冬に関係なく±1℃の液温管理が可能です。

よって、年間を通じて安定した皮膜硬度と安定した品質をお届けします。

また、従来困難とされてきた、2000、7000系展伸材、ダイカスト(ADC12等)、鋳物においても硬質皮膜処理が可能であり、多くの実績があります。

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硬度

■展伸材(2000、7000系を除く)

Hv400程度の安定した皮膜硬度を保ちます。

■2000、7000系展伸材、ダイカスト、鋳物

Hv300程度の硬質皮膜処理が可能であり、多くの実績があります。

耐摩耗性、耐食性、耐電圧、体積抵抗

※1:平面摩耗試験により荷重400gで1500回までの被摩耗量を測定し、1回あたりの重量減を算出

精度の高い膜厚管理

精度の高い膜厚管理が可能です。

また、試作槽における予備実験により、慎重に最適な電解条件を割り出し、ご希望通りの製品と品質をお届けします。

標準膜厚

膜厚20~50μmを標準膜厚としておりますが、ご要望に応じてそれ以上の膜厚を生成させることも可能です。

用途例

自動車部品・精密機器部品・コンプレッサー用異形シリンダーピストンヘッド・農機具・ベルト用プーリー・マガジン

部分硬質アルマイト処理

硬質アルマイト処理は硬度・耐摩耗性など、機能性に優れるアルマイト処理ですが、暗い色となり、見た目の金属感が損なわれる時があります。

そういったお客様の声に応えるため、特殊技術により部分硬質アルマイト処理も可能となりました。

硬度・耐磨耗性を部分的にアップさせます。

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標準膜厚

膜厚20~50μmを標準膜厚としておりますが、ご要望に応じてそれ以上の膜厚を生成させることも可能です。

用途例

自動車部品・精密機器部品・コンプレッサー用異型シリンダーピストンヘッド・農機具・ベルト用プーリー・マガジン

特殊コーティング

弊社の特殊コーティング技術により、アルマイト処理の性能をさらに高めます。潤滑性の付与により表面を滑りやすくし、初期耐摩耗性を格段に高めます。また、撥水性を有するため、耐水性、耐食性を向上させます。すべてのアルマイト処理にコーティング可能です。

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特徴

1. コーティング無しのアルマイト処理に比べ、静摩擦係数、動摩擦係数が約1/4(下表参照)

2. 撥水性を有するため、耐水性、耐食性に優れる

3. すべてのアルマイト処理に対応

表.特殊コーティング処理硬質アルマイト処理の摩擦係数比較

普通アルマイト処理

弊社の普通アルマイト処理は、他社のアルマイト処理とは違います。皮膜の色は通常の普通アルマイト処理と変わりませんが、硬質専用設備によって処理されており、通常よりも硬い皮膜を生成します。

弊社の普通アルマイト処理は、お客様から「他社製品と比べ、生産ライン上での『扱いキズ』が付きにくい」とお褒めの言葉をいただいております。

「すぐにキズが付く」「気を使いすぎて作業効率が落ちる」などのトラブルにお困りでしたらご相談ください。

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硬度

弊社の普通アルマイト処理は他社よりも硬い皮膜を生成するために、シリンダーなどの耐摩耗性が求められる部品への加工実績があります。

耐食性

皮膜厚さ15μm程度で十分な耐食性が得られます。一般的な使用環境では、6μmでも実用上、問題はありません。

精度の高い膜厚管理

精度の高い膜厚管理が可能です。

また、試作槽における予備実験により、慎重に最適な電解条件を割り出し、ご希望通りの製品と品質をお届けします。

標準膜厚

膜厚6~15μmを標準膜厚としておりますが、ご要望に応じてそれ以上の膜厚を生成させることも可能です。

用途例

自動車部品・精密機器部品・コンプレッサー用異型シリンダー・農機具・耐食性が求められる部品

当社アルマイト処理比較